「ふきのとう」通信より

 

「ふきのとう」No.172 2017.9.22 あとがき(大谷)より

  • 8月の終わり、「9月1日に死なないで」というキャンペーンが新聞やテレビ、ネットに一斉に流れました。「死ぬほど学校に行くのがつらいなら休んでいいよ、誰かに相談して、逃げてもいいよ、〇〇があるよ…」など、メッセージが流れました。それでも、9月1日の前後に全国で何人かの子どもの自殺のニュースが伝えられました。当事者の子どもには届いていないのでしょうか。NHKの生きるためのTV、「#8月31日の夜に」の特集を見ていて、死にたいと思っている10代の子どもの声を聞くと、学校が子どもにとってすべてになってしまって、行けなくなったら人生が終わりだと感じ、頑張れない自分が申し訳ない、だめだと思ってしまっています。皆、とても真面目で一生懸命生きています。そういえば、我が子がいじめで自殺された親御さんが、いじめられていることを知らなかった、なぜ相談してくれなかっただろうと涙を流して話すのをテレビで見ます。でも、死にたいと思っている子は、親にも言えない状況だと思います。ネットで、そういうとき、子どもの様子で、「宿題が手につかない」「体調不良を訴える」「学校に行きたがらない」などのサインが見られたら、周りの大人が気づいて休ませることも必要だと書かれていました。番組の最後で栗原類さんが、子どもの味方になって、相談にのってくれる人がいたから救われたと話していました。

 

「ふきのとう」No.173 2017.11.24 あとがき(大谷)より 

  • 神奈川県の座間市で起きた9人の殺害事件はあまりにも痛ましい事件です。SNS上で、「#死にたい」とつぶやいた少女・女性たちが、犯人の男におびき寄せられ、わずか2ヶ月の間に9人(友人の男性も含めて)も殺害されました。少女・女性たちは、本当に死にたかったのではなく、死にたいほどつらい、話を聞いて欲しかっただけなのに…本当に痛ましく切ないです。NHKEテレの「#8月31日の夜に」の続編(10/12放映)で、まだまだ  たくさんの子どもたちが、学校がつらい、生きるのがつらい、死にたいとtwitterで番組に投稿しているのを見ました。その矢先の事件でした。若い頃は、誰でも一度ならず生きる空しさやつらさを感じて、死にたいと思うことがあります。私もそういう時期がありました。その頃は電話もネットもなく、ただただ日記に自分の思いを書いていました。そして、下宿にこもって大学を数日休んでいたときに心配して見にきてくれた友人、便りをいつもしてくれた父親の存在があったりして、救われました。今思えば、なぜあんなに死を思いつめたのかわかりません。孤独感だったのか、うつ気味だったのか、今は青春の貴重な体験になっています。生きていれば、きっと良いことがあるよと伝えても、悩んでる最中の子には伝わらないかもしれません。

  • 子どもが死にたいという気持ちを、親になかなか話せるものではないと思います。でも、あなたのこと心配している、見守っているよ、何かあったらいつでも話してねと、そういう 言葉かけや気持ちで関わるだけでも、子どもは救われると思います。 

 

「ふきのとう」No.175 2018.3.23 より 

 

ふきのとうの会 & フリースペースSAKIWAI 共催

 

★2月11日(日)「子ども・若者の生きづらさと支援の輪」学習会の報告と感想

 

「ひきこもりの子どもと家族のライフプランを考える」 講師:山口まゆみさん

 

2月11日、フリースペースSAKIWAIで、あかるいみらい準備室代表の山口まゆみさんを講師にお招きして、ひきこもりの子どもと家族のマネープランやライフプラン、支援制度などをお話していただきました。山口さんは、まず家族の資産(貯金・不動産・ローン)を書き出し、一覧表にする、次に家族の年間の収入・支出(臨時の支出も含めて)を書き出し、キャッシュフロー表を作成してみる(ネットでキャッシュフロー表をダウンロードできます)、これから家の家計がどうなっていくか確認する、その上で無駄な支出の見直し、収入を増やす方法を考える、親亡き後に備えた対策などを話されました。障害年金の請求、年金の免除、就労支援機関の利用、エンディングノートの作成、役所・銀行の手続きや自炊や買い物ができるようにしておく、相談窓口の確保など、ひきこもりと家族を支える対策や支援方法を、幅広く2時間たっぷりお話していただきました。

 

※当日配布した資料が若干残っています。また、あかるいみらい準備室のリーフレットもあります。ご希望の方は大谷までご連絡下さい。あかるいみらい準備室のHPはネットで見られます。2/11の学習会の様子もHPで紹介して下さいました。

 

「先日はフリースペースSAKIWAI様にて、ライフプランについてのお話をさせていただく機会を下さりありがとうございました。皆様、お子様の年齢も状況も違うというので、 内心心配しておりましたが、聞けて良かったというお声をいただき、ほっとしております。(後略)」 あかるいみらい準備室 山口まゆみさんのお手紙より

 

学習会アンケートより

 

(これからのことが不安でしたが、とりあえず、マネープラン、ライフプランを考えて、現状を把握することからやってみようと思います。)

 

(子どもの年齢と親の関係が、だんだん難しくなって、シビアな話がしにくくなってきております。)

 

(今日の学習会、すごく勉強になりました。相談する所があると安心。少し安心できた。家族で逃げていた問題話し合います。心身障害者扶養保険共済制度のこと、すぐに聞きにいきます。もっとある色々な制度を知りたい。)

 

(子どもが正社員で働いていないので、将来の生活について心配していましたが、ライフプラン&マネープランのことについて、聞いて安心しました。このことを機に親子で話し合いたいと思います)

 

(たくさん知らないことを教えてくださって、本当にありがとうございました。ネットでも調べてみようと思います。それでもわからない場合はお話伺いに行きます)

 

(よかったです。毎日、子どもの将来に不安をいだいています。相談の場ができたようで、少し安心して帰れる気持ちです。)

 

(家族と本人のライフプラン《マネープラン》を見直すことは、とても大事だと思いました。つい、日々不安の中にいると、不安々のかたまりになって動けなくなっている場合があります。具体的に明らかにすることで、日々の不安が問題点となり、解決手段が見つかると思いました。)

 

(知らなかった制度を色々教えていただけて、とても役にたちました。将来不安に思っていた事柄をいろいろと知ることができたので、今日知りえた内容も含めて、早くエンディングノートにまとめておきたいと思います。)

 

(具体的に何をマネープランしていけばよいのかわかって、大変参考になりました。買い物や銀行など、本人と一緒に出られる状況ではないので、どうすればよいのか考えさせられた。)

 

(中身の濃い内容でした。大変勉強になりました。身近な方にお伝えできるよう、機会がありましたら、今後も教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。)

 

(ライフプランについては、何度か聞いていますし、よくわかりました。専門的な話が聞けて、良かったです。)